documentary-tv)チャイナ・ブルー~ある企業家の記録

(NHKでのリンクはほぼデッドになっています2018/07しゃーないナ)
NHKBS1 2016/11/6初回 2016/12/30に再放送
2017/02/21再々放送あった番組(110分) について

BS1スペシャル「チャイナ・ブルー~ある企業家の記録~
ディレクター:Lao Ma
第33回ATP賞テレビグランプリ ドキュメンタリー部門 優秀賞 受賞

Xwww4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2017-02-21/11/19298/2409226/
Xwww.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2409226/
くっそ面白かった&こういう社長像にピンと来た…ので記録。
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中国で大手引っ越し会社を経営する李浪。20年前に妻と2人で始めた会社は急成長、あこがれの豊かさを手に入れた。しかし李社長の心は満たされない。妻と愛人との間で揺れる二重生活も破綻の危機の中にある。中国人の馬ディレクターは、李社長の生活に5年間密着し、あらゆる場面を至近距離から映像に収めてきた。そこから見えてきたものとは?見たことのない赤裸々な映像で現代中国社会の深層に迫る異色のドキュメンタリー。 Xlink

中国という国の抱える野望・闇・不安と希望−−−

チャイナ・ドリームまっただ中のおっさん20年がんばってきた中小企業社長。
5年間の密着取材のドキュメンタリー。ほぼナレーションなし、ディレクターの質問が少しだけあるが、実際に撮られている人たちの会話や独り語りだけで進行する。この緊張感がたまらない。

中国におけるビジネスについて
話しには聞いていたが、もろ賄賂が(番組ではキックバックと称していた、政府高官の子弟がなぜか幅を利かせ彼らに金が入るようにし)ないと仕事が進まない仕組みがばっちりと描かれている(映像・音声に収められている)。
これぞ中国の闇であり、もはや正せない千年の歴史なのか(社長が、これは必要経費だよ、のようにうんざりと語るシーンあり)。

自慢話、部下を叱責・鼓舞、喧嘩っぱやそう。自信に満ちあふれている(悪く言えば自意識過剰な暴君・乱暴男な)前半。ま、中国語の語感というのが、そういうものではあるのだが。また一人っ子政策により、きっついメンタリティの子女が普通に居るというのが(日本とは違い)表現されている。自己主張は誰彼も強いのだ。

妻(子2人)と別れそうで、2人目の子供が出来ている愛人とも微妙に相性が悪くなりつつあり(マジで喧嘩したり)、寂しいんだろうなぁ、とも思うし、会社を守らなければいけないので「俺は忙しいんだ!」連呼。したり(あぁ、こういう上司いたんだっけ)、愛人とのなれそめや故郷をあとにしたときの想い出話が面白かったり、熱かったり。

こんなズバズバと切り込んだ「中国のルポ」なんて、あっただろうか?! 驚愕の一言&編集の妙でまさに映画のような面白さだった。

Twitter見てもあまり、多くの人が観ていない模様。
X一回目の感想がNHKサイトにあったのでリンクするおいおい、2018/11に再放送あったんだぁ。観たかったなぁ。
次回再放送 orシリーズ orディレクター名(LaoMa馬)にピンと来たら、次は観ることをオススメする。

長文

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