コミック) 渡辺保裕 – 球場三食 (さじき と読ませる) 3巻
なんだかよく分からない「食」コミック第二弾 (前回は「めしぬま」)
野球もの、食グルメものの体裁を取っているが、作者が描きたいのは(情熱を注いでいるのは)《野球場》。
漫画としては、その球場で食べてウマイ食物紹介漫画にはなっている。
主人公(若く見える予備校講師)の鉄則
・球場に着いたら全容を納めるアンクルに先ず立つ
・必ず飲食物は球場内で調達する(三食と言っている、朝飯も抜いてそこへ行く)(酒もそこで頼むので結構カネは使っている)
「近鉄バッファローズ」への(想い出からくる)愛はあるものの、全球団に均等に、そして球場を批評する。理想はアメリカの「ボールパーク」、なかなかその域に達している球場は少ないと嘆く。
構成のパターンはあるものの、数話読み、慣れてくると心地よいリズムとなってくる。野球場・プロ野球うんちく(特に一時代前のパリーグとか)や、少し挟む人間ドラマなど、作者なかなかやりおるわい。
・・・って感じのご紹介でした。
(ドラマ化あるかな? テレビ東京かネット系のフットワークの軽い局だな、そこしか無理だな)
マンガのジャンルとしてとても「珍」でした。
さて札幌.日ハムもホーム移転したことだし(新球場もアメリカンの雰囲気あるらしいし)、と、このマンガを思い出した