[橘尚毅×汐里] 4D(Fourth Dimension) モーニングKC 全4巻
2次元から3次元みると謎なように、3次元から4次元をみるとワケわからない…。などと、科学の本、などで習ったり、何かで聞いてきた(とりあえず理解できないなれど記憶にあるよね)(蟻を摘むことができる人間は蟻にとって高次元の存在とかなんとか)。
その論理をひたすらこねくり回して、SF(本当の意味のサイエンス)でサイキックでバイオレンスなアクション漫画に仕上げたのがこの作品。
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この人、主人公ぽくないのだが(メガネの奥も吊り目っぽくイケてない)、頭はいい。フィールズ賞に近い男と言われていたが、なぜか女子校の講師である。天才で厭世観に苛まれている。マッドサイエンティストという表現がぴったり。
自身は超能力的なものは持っていなくて、自分の理論を組み立て、立証することに、精力を注いでいる。教え子の女子は能力持ちなんだが、戦うとか正義とかではなく、考えることにワクワクするばかり。なんか変な立ち位置のダーク・ヒーロー。
「テッセラクト」?「四次元人」?つまり、ちょっと変な漫画。
数学科・物理科に行った、理学部系な方にオススメです。
#昔好きだった